over

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本日は前置詞シリーズ”OVER”です。

ONの基本のイメージは「接触している感じ」でしたが、今回のOVERの基本イメージは「超える」です。

He jumped over a wall. 「彼は塀を飛び越えた。」

目に見えないものも超えることはできます。
I’m over 20.「私は二十歳を超えています。」

また、超えている動作だけではなく、覆っている状態(cover)している状態も表すことができます。
over a head 「頭上を(頭上に)」
頭の上ではありますが、接触していませんのでONではないのですね。

世界中の〜という言葉を表す”all over the world”は、世界中を覆っている感じがしませんか?

ここまでのイメージが頭に入ると、”game over”なんかもイメージできてくると思います。
ゲーム(試合など)をしていて良い時間などを超えてしまうということですね。

“He’s planning to take over the company.”
「彼はその会社を乗っ取ろうとしている。」
Take、取った物をそのまま覆ってしまう。。。つまり自分のものにしてしまうというイメージです。

I’ll get over my ex soon.「前の恋人のことはすぐに忘れるさ。」
get overは「回復する」と訳されることもありますが、日本語にもあるように「乗り越える」というイメージで病気や怪我だけではなく、精神的なショックなどにも使うことができます。

何かの考え事をしているとき、じっくり考えている時は「こうして見たらどうかな。。。いや、こっちの方が良いかもしれない。待てよ、こういうやり方ができるな。」など、様々な角度から吟味しますね。
考えている物事を覆っているのです。
Let me think it over.「よく考えさせてください。」
よーーく考えたいニュアンスが伝わるかと思います。
“talk over”も同じです。じっくり話すのです。

これはどうでしょうか。”overlook”
これはじっくり見るのではなく、何か見なくてはならなかったものをover、超えてしまったのです。つまり、「見過ごす、見逃す」と言った意味。
ややこしいかもしれませんが、”look over”は全体を視線が覆うイメージ。ざっと見る感じでしょうか。

さて、英語にもことわざがあります。大学受験のための英語学習にも出てくる「覆水盆に返らず」ですが、英語では
“There’s no use crying over spilt milk”

直訳すれば、こぼれてしまったミルクについて嘆いても無駄だ。ということなのですが、私はなぜabout spilt milkなのではなく、over spilt milkなのか疑問でした。おそらくoverの用法でかなり難しい部分ではあるのだと思いますが、調べていった結果次のような結論にたどり着きました。

overは何か事件が起こってしまった時。先ほどの図を見返してみてください。
潰れかかった物体を、起こってしまった事件、事象と捉えます。その出来事があって、その結果泣いているのです。

なので、overしたものではなく、今までずっとそうであったことに対してはoverは使えずaboutになるようです。
He’s crying about my short legs.と彼は自分の脚の短さに嘆くことはできても、それは急に変わったものではないのでoverとはなりません。 しかし、不慮の事故やゾンビに足首を噛まれてしまったなど、事件が起こったことで切断せねばならなくなったのであれば、overを使うこともできるでしょう。

今回は前置詞overの説明、用例でした。See ya !

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