発想の転換 2

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今日も前回に引き続き、発想の転換について書いていきます。

前回は日本語にはない「無生物主語構文」について例文と共に簡単に説明しましたが、そもそも日本語と英語は完全に別の言語であるので、日本語から英語に訳すという考え方だけでは対応出来ないことがしばしばあります。

例えば、日本語には否定語を主語にすることはできませんが英語ではよく見る表現です

“He is in the hall.”この文を翻訳すると、
「彼(主語)はホールにいる。」になります。

では、今度はこちらの主語を変えて否定文にしましょう。
“Nobody is in the hall.” そのまま日本語にしてしまえば、
「いない人(主語)が、ホールにいる。」になります。

…とても奇妙ですね。

しかし英語ではごく自然な表現なのです。

もう2つほど似た文章を書いてみます。

“No one loves me.”「誰も僕を愛してくれない。」
“Nobody knows this fact.「誰もその事実を知らない。」

主語に”Nobody”や”No one”と否定語を持ってくることで、文章の構成自体を否定文にしなくても、否定文と同じ意味を持つ文章を作ることができるのです。
これは人に限ったことではありません。”Nothing”を主語にすれば、人以外の文章を作ることも出来ます。
“Nothing is impossible.” 「不可能などない。」

また同様に、肯定文の中に否定的なニュアンスを持った副詞を入れることで否定文を作ることもできます。
“I rarely eat breakfast.” 「僕はめったに朝ごはんを食べない。」
“rarely”は「まれに」という意味です。つまり、直訳すれば、「僕はまれに朝ごはんを食べる。」…日本語として間違いではないですが「僕はめったに朝ごはんを食べない。」の方がより自然な気がします。

さて、以上の主語を変えるということを応用することで、同じ意味の文を数種類作ることが出来て来ます。
つまり、自分が何か伝えたいことがあり、でもそれを言う為にどうしても必要な単語を思い出せない場合、主語を変えてやれば伝えることができるのです。

簡単な例を挙げます。

「彼は私よりも背が高い。」 “He is taller than me.”ですね。
しかし、”tall”(背が高い)という単語をど忘れしてしまった場合、反対語の”short”さえ思い出すことができたら、主語を変えて言いたいことを伝えることができるのです。
“I’m shorter than him.” 当たり前のことのように感じるかもしれませんが、頭の中に入っていると便利です。

また、同じ手法で、比較級の文章を最上級の意味にしてやることすら可能です。
“No one is taller than him.”「彼より背が高い人はいない。」つまり、「彼が一番背が高い」ということです。

どうでしたか? 日本語にはない、英語ならではの表現方法の感覚が身について来たでしょうか。
日本語→英語という考えではなく、英語ならではの表現をストックしていくことでよりネイティヴっぽい英語を使えるように目指しましょう。

See ya !

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